自分事として学校生活を考える

 明日予定していた校外学習は、雨天のため11月2日(月)に順延となりましたが、今後、スポーツデー、マラソン大会など、コロナの感染状況に注視しながら、学校行事が次々と開催される予定です。それらの行事は、どうしたら開始できるかも含めて、自分たちが自分たちのために行うものとして、先生と協力しながら、子どもたちの手で創りあげています。

 先日、スポーツデーや校外学習について、5・6年生が成功するために考えた企画を、中低学年の子どもたちにレクチャーする機会がありました。その様子をみていても、教師は外からサポートするだけで、高学年のリーダーが低学年の子どもたちにも分かるように、工夫して対話をすることで、自分たちがやりたいことをしっかりと伝えていました。

 

 また、3年生の教室を覗くと「学校の決まり」についてみんなで侃侃諤諤、議論を戦わせていました。子どもたちの発想は、本当に豊かで、はっと気づかされる意見や、なるほどと納得させられる意見に溢れています。低学年でもたくさん意見がでて、まとめるのにうれしい悲鳴をあげていると聞いています。やはり、「学校の決まり」となると当事者意識を持ちやすいテーマであり、自分の生活に直結する問題なので子どもたちも、意見を出しやすかったのでしょう。ずっと頭を抱えて悩んだ末、意見する子どもたちがたくさんいたことが印象的でした。人の意見をとことん聞いて、自分の意見をしっかり出す。そんな対話の醍醐味がいろんな場面でみられる学校づくりを、今後も目指して生きたいと考えています。