10月3日(金)~4日(土)にかけて、6年生が広島へ修学旅行に行ってきました。

【1日目のようす】

リニューアルした広島電鉄の広島駅を被爆電車(651系)に乗って出発し、原爆ドーム前(平和記念公園)へ向かいました。

原爆の子の像の前でおこなった慰霊祭では、厳かな雰囲気のもと、みんなが堂々とそして心から平和への思いを込めて誓いの言葉を発表しました。

この日のために全校児童で折った千羽鶴も、無事にささげることができました。

そばでご覧になっていた観光客の方々からあたたかい拍手をいただき、大変うれしい出来事になりました。

  

  

平和記念資料館での見学を終えた後、天野幸吉さんの被爆体験を聞かせていただきました。

天野さんは、爆心地から1.6キロ離れた自宅で被爆、逃げる途中で見た目をそむけたくなるような惨状や、被爆の影響により学校を1年休学したことなど、ご自身の苦しくて辛い体験を私たちに悲しみをこらえながら語ってくださいました。

被爆体験を語ってくださる方が年々少なくなっており、実体験を伴った天野さんのお話は大変貴重なものでした。

子どもたちも真剣なまなざしでお話を受けとめ、核兵器の恐ろしさと平和な世界を守り続ける大切さを痛感する、とても良い機会となりました。

資料館を出た後は、雨の降る中、公園内の慰霊碑を巡るフィールドワークを行いました。

  

  

平和記念公園での活動を終えた後は、広島東急REIホテルに宿泊しました。

一日の活動を終えた後の夕食を、どの子もおいしそうに食べていました。

 

【2日目のようす】

2日目も雨のスタートとなりました。早朝にホテルを出発し、バスで宮島へと向かいました。

宮島口から10分程フェリーに乗って、宮島へ向かいました。

  

 

 

    

ガイドさんの案内のもと、世界遺産の厳島神社へ。

大鳥居をバックに記念撮影をした後は、神社の境内を巡りました。

海の上に浮かぶように見える寝殿造の社殿や大鳥居は、とても美しく輝いて見えました。

 

 

  

  

そして、子どもたちが楽しみにしていた買い物タイム。

決められたお小遣いの範囲内で、子どもたちが思い思いにお店やお土産を選び楽しそうに購入している姿が印象的でした。

 

 

  

買い物の後は、もみじ饅頭づくり体験をしました。

係の人から説明を聞き実際に作りましたが、ほんのりと焦げ茶色をしたとても良い出来映えのもみじ饅頭ができあがりました。

 

  

宮島を出発し、宮島口駅からJRで広島駅へ。

お昼ご飯は、「ひろしまお好み物語駅前広場」の屋台で、4グループに分かれてお好み焼をいただきました。

目の前でお店の方が焼いてくれた、あつあつの肉玉そば入りお好み焼きをおいしくいただきました。

 

 

帰りの新幹線は雨の影響を受けて予定より少し遅く出発しましたが、無事に学校まで戻ることができました。

この2日間、残念ながら雨に降られる時間が長かったのですが、子どもたちは大きなアクシデントや体調不良なく、元気に過ごしてくれました。

  

2日間の修学旅行で学んだ平和の大切さ、そして悪天候という困難をみんなで力を合わせて乗り越えた絆は、きっとこれからの学校生活、そして人生において大きな力になるはずです。

この修学旅行を支えてくださった多くの方々に、心からの感謝を伝えたいと思います。

本当にありがとうございました。