12月10日(火)、5年生が救命救急の学習をしました。

地域在住の救急救命士の方に講師として来ていただき、実習を交えた学習をさせていただきました。

救急救命士の実際の服装や道具を持ってきて見せてくださいました。

配られた安全教育の副読本を見ながら、もし身近な誰かが倒れてしまったときはどうすればよいのか、みんなに問いかけながら考えさせて下さいました。

呼びかけても反応や返事がない場合、大きな声で応援を呼び…、119番通報とAEDの用意を頼みます。ドキドキしてそんなことできるかな…?でも、救急車が来るまでに命を救うためにしなくてはいけないことがあります。それが心臓マッサージ。そのやり方を教えていただきました。

そして、AEDを使います。学校にも2カ所に設置されているのだけれど、みんなは場所を知っているかな?「ああ、あれか~…」という声もありました。確かにこれまでは何かわからなかったかもしれませんね。

 

使い方はちゃんと音声ガイドで知らせてくれるので大丈夫。AEDの役割を学んだ後、トレーニング用のAEDを使って練習してみます。さあ、人形の胸にパッドを貼り付けましたよ…。その後は、必ず離れるのだよ。(電気が流れます)

AEDによる電気ショックのあとは、ひたすら頑張って心臓マッサージです。…さあ、実際にやってみましょう。トレーニング用の道具が配られました。

 

この道具は「アッパくん」。児童生徒用の心臓マッサージ(胸骨「圧迫」)のトレーニング教材です。人に見立てたシートを敷き、心臓の位置にハート型の圧迫パッドを置いて準備完了。…胸骨圧迫の姿勢を教わります。

実際にやってみたのだけど…思っていたより難しい。テンポも人によってバラバラ、肘が曲がってうまく力が伝わりません。

もう一度、肘を伸ばした姿勢を確認。血液がきちんと身体に流れるよう、テンポもすごく大事、とのことでした。

どうです!2回目は姿勢が格段によくなったでしょう!? テンポもちょうどよくなりました。

講習を受けたことのある大人でも、こういう場面に直面したとき、きちんとできるかどうか不安です。でも、このようにしっかり学習しておいたり、実際に練習をしておいたりするだけで、全く初めてのことではなく心の準備もできるものです。これこそ「学習」ですね。

万が一の時、救急車が到着するまでの大切な8分間を、私たちはしっかり頑張りたいですね。

講師先生、ありがとうございました!(井戸堂小の保護者、みんなも知っているお父さんでした。ありがとうございました!)