雲ひとつない青空のもと、予定通り順調に平和学習を進めています。被爆体験講話の後、資料館へ行きました。

 展示内容はリニューアルされているようですが、被爆当時の遺物や写真などの資料を間近に見て学ぶことができます。みんなはどんなことを感じたでしょうか。中の様子はお伝えできませんが、とても深い学習ができたことと思います。 

 被爆したアオギリの木です。枯れ木同然だったこの木は、翌年の春になって芽吹き、被爆と敗戦の混乱の中で虚脱状態にあった人々に生きる勇気を与えました。この木のエネルギーがみんなに伝わったでしょう。

 峠三吉の碑の前で、みんなは考えます。

「ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ わたしをかえせ
  わたしにつながる にんげんをかえせ  にんげんの  にんげんのよのあるかぎり
  くずれぬへいわを  へいわをかえせ         峠三吉 」

 原爆でなくなった人々の過去帳がおさめられた「原爆慰霊碑」。石棺に刻まれた「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」の言葉を、みんなはどのように受け止めているでしょうか。

 はにわ型のおおいから原爆ドームの姿が見えます。

この後、行動班ごとに平和公園内の石碑やモニュメントなどを巡ります。この場所が戦前はどんな場所であったか、人々がどのように暮らしておられたのか、資料館で見たことを思い出しながらのフィールドワークになったことでしょう。

平和公園内でみんなが考えたこと、ぜひおうちでもたずねてあげてくださいね。