3年生の社会科では現在、昔のくらしについて学習しています。 

自分たちで教科書のイラストなどを見て調べてはいるのですが、やはりわかりにくいところがあります。特に昔の道具は「これは何で、どんなことに使ったの?」という疑問がわいてきます。学校の教材室には昔の道具がたくさんしまってあるのですが、やはりこれらを実際に使っていた方にお話をしていただくのが一番よくわかります。

…ということで、地域のゲストティーチャーさんにお越しいただき、お話を伺いました。

井戸堂小学校地域学校協働本部には、たくさんのボランティアの方が登録してくださっています。今日のゲストティーチャーさんは、5月に妙観寺の観音さまを紹介してくださった方です。3年生のみんなとは顔見知りですね。

…さて、これは何でしょう? みんなは「小鳥の巣箱?」 いえいえ、「こたつ」です。「え~、今のこたつと違う!」

七輪や火鉢、5つ玉のそろばん、農作業の道具… 教材室にある道具のほんの一部ですが、みんなは何に使うか想像力をはたらかせながらお話を聞きました。

お話を聞きながら、大切なことをメモしています。特に3・4年生では、お話を聞きながらメモを取ることを勉強しています。このことは、これから先も大切な力です。

これは何? この道具の必要性について、みんなはちょっとピンとこないかもしれませんね。

さて、ここからはお待ちかねの質問タイム! 聞きたいことがある人は手を挙げます。たっぷりお話を聞いた後に、質問したいこともたっぷり! みんなが意欲的に聞いたり質問したりすることが「とても素晴らしい!」と、ゲストティーチャーの方も喜んでおられました。

体験を通して自分自身で感じながら学ぶ、ということから、みんなは深く考えることができます。道具は当時の人々が工夫を重ねて開発していたこと、今の生活スタイルは昔の生活から発展してきたこと、今の生活のありがたさを知ること、物を大切にすること、…ゲストティーチャーさんは、こんなことを考えるきっかけをくださいました。