職員室前の廊下の壁には、みんなの作文(短作文)が掲示されています。

井戸堂小学校では、「出された課題に応じて自分の考えを書き表す」ことに取り組んでいます。約2ヶ月ごとに低学年・高学年別に「お題」が出されるのですが、そのことについて、筋道立てて自分の考えを書いていきます。

 

 今月の高学年のお題は「漢字一文字にたくした思い」です。新年の始まりにあたり、今年一年の抱負を漢字一文字で表し、その漢字を選んだ理由を「読んだ人に伝わるように説明する」文章を書く、というものです。書き方として、三段落構成をすることや、それぞれの段落で書くことが指示されます。…こうして、短い文章ではあるけれども、簡潔に自分の考えを伝える練習をしているのです。

…高学年では、「輪」「努」「挑」「協」「素」「笑」「考」「穂」「進」「兄」…などの漢字が選ばれています。書かれている理由は、これからの自分を奮い立たせるような希望に満ちています。

…低学年のお題は、これも新年の始まりにあたり「今年できるようになりたいこと」です。これも低学年向きに実は三段落構成のワークシートになっており、「今年…」から始まり、「なぜかというと…」「できるようになるために…」という書き方のパターンに当てはめていきます。この基本を身につけた上で、今後自分なりにアレンジできるようになれば作文が楽しくなると思われます。

…低学年では、「字をきれいに書けるようになりたい」や「なわとびがじょうずにできるようになりたい」などの抱負がありました。三段落目では、そのために自分が何をするのかも考えて書きました。

掲示されているのは、全校のみんなに参考にしてみてほしい作文数点ですが、校長先生がコメントを書いてくれます。これも、がんばって書こう!という意欲を高めているようです。…ちなみに今月の校長先生の顔は「新春」バージョンです。

  

以前は「運動会」バージョンや「ハロウィン」バージョンもありましたよ。そのときのお題は、「もしも○○なら」「願いが一つかなうなら」でした。いろいろと楽しそうでしょう?

井戸堂小学校の書く力を高める取組を、今後も改善しながら継続していきます。