5月30日(金)、3年生は校区探検に出かけました。

3年生からは、社会科の勉強が始まっています。社会科では、学校のまわりの身近な社会から、天理市、奈良県、全国、世界、歴史… と少しずつ視野を広げていって学習を進めていきます。

その第一歩として、3年生はまず(めったに昇ることはできない)学校の屋上へ行き、そこから見えるものを東西南北別に整理していき、地図にまとめていきました。そして次は、校区にはどのようなものがあるのか、実際に歩きながらそれを確かめていき、地図に整理していく学習の段階に進んでいます。

探検バッグ(見学に必要な道具を入れ、見学時にはノートをとる際の台にもなります!)と水筒(水分補給は必ず!)を持って最初に向かった先は、「妙観寺」! ここでは、日頃からお寺をきれいに保ち、多くの参拝者をお迎えするための準備をしてくださっている方々にたくさんお越しいただき、詳しい説明を聞かせていただくことができました。

 さあ、これからお話を聞かせていただきます。みんなからも質問しますよ!

  お話を聞く表情は真剣…! メモできるかな?

  この場所に、昔の井戸堂小学校があった?へぇ~

 この観音さま、とても有名で、遠いところや外国からも参拝に訪れるそうです。

奈良時代?平安時代??…ちょっと3年生には難しいけれど、とにかくずいぶん昔に作られ、井戸堂の人々を見守ってきてくださったようです。地域の方々が今まで大切にお参りし、保存してこられたことがわかりました。国の重要文化財にも指定されています。

 さあ、いよいよお堂の中へ…。どんなようすだろう?

 おお~!

 こんなに近くで見ることができた!

この観音さまの下には「井戸」があると伝えられているそうです。井戸の上に仏さまとお堂が建てられているところから、この地を「井戸堂」と名付けることになった…という言い伝えもあるそうです。なるほど…と3年生。

 お堂のすぐ横に、大きな鐘がありました。いつ頃にできたのだろう?

 「享保」?? …江戸時代?? 「井戸堂 妙観寺」って書いてある!

  鐘もつかせてもらいました。やったーっ!

 妙観寺を後にして、地図を見ながら校区を歩く…!

今、自分がいるところはどこかな? 道のそばには何があるかな? あっ、電気屋さん! 田んぼ、ビニルハウス!何を作っているのかな…おお~トマトだ。いちごだ。

 途中の神社や公園の日陰でちょっといっぷく。

水分補給もしっかりしました! 地図にはどれくらい記入できたかな? 

普段歩いている道、あまり通ることがない道、いろいろありましたが、あらためて地図を片手に歩いてみると、新しい発見もあったようです。まだ地図に上手に整理できていないところもあるけれど、教室に戻って友だちと情報交換しながら、まとめていきたいと思います。井戸堂の校区ってどんなところだろう…?その答えを見つけていきます。