さあいよいよ、平和学習のはじまりです。

 「原爆ドーム前」に着きました。原爆投下の目印とされたT字型の橋のすぐたもとに停留所があります。そして、電車を降りたとたんに目に飛び込んできます。なんだか少しどきどき不安な気持ちにもなります。

 先ほどまでの旅行気分が、ここで一転。思わず言葉を失ってしまいます…。

 真っ青な空。…8月6日の空もこんな感じだったのでしょうか。

 「原爆の子の像」の前で平和セレモニーを行いました。佐々木禎子さんの像の前で黙祷。そして6年生が考えた「平和への誓いの言葉」を述べ、折り鶴を捧げます。そして、平和への願いを込めて「青い空は」を歌います。…像の周りには、全国から集まったたくさんの千羽鶴が捧げられています。

 代表の人たちにより、井戸堂小学校の千羽鶴が捧げられました。これは、6年生だけではなく、1年生から5年生のみんなが折ったものも含まれています。井戸堂小学校のみんなの平和への願いが込められた千羽鶴です。

 みんなの心の中に、ずっとこの思いが残っていくことでしょう。

 

 

セレモニーの後は、追悼平和記念館の研修室に入り、昨年と同様に、梶本淑子さんの被爆体験講話を聞かせていただきました。体験講話は大変貴重なお話です。今みんなが聞かせていただいたお話を、学校にいる下級生たちやおうちの方、そして大人になったときの子どもたちへ、ずっと受け継いで伝えていきたいものですね。