【人権放送3月号】
教室の中の人権宣言
毎月11日の「人権を確かめあう日」にちなんで 校長先生から「教室の中の人権宣言」というお話をします。教室の中にも大切な人権があります。ある教室に次のような「はり紙」がありました。読んでみます。
『私はこの教室の中で楽しく過ごし、思いやりの心をもってみんなに受け入れられる権利をもっています。このことは、だれも私のことを笑ったり、私の心を傷つけたりしないことを意味しています。
私はこの教室では私自身が認められる権利をもっています。このことは、だれも私を、太っているかやせているか、背が高いか低いか、肌の色が黒いか白いか、髪の毛が茶色いか、ちぢれているか、男か女か、外国人か日本人か、金持ちか貧乏人か、というようなそんな理由で、ひどいことを言わないということを意味しています。
私はこの教室の中で安全でいる権利をもっています。それは、だれも私をたたいたり、蹴ったり、押しつけたり、つねったり、あるいはけがをさせたりするようなことはしない、ということを意味しています。』
どうですか。この張り紙には、大切なことがぎっしりと詰まっていますね。
学級のみなさんには、「みんなが笑顔になる権利」があり、それは「誰もが持っている権利」であることをしっかり覚えておいてください。
みなさんにはこれから先も、誰かを馬鹿にしたり、からかったりすることがないように、お互いに『あんしんして学校に来ることができる』そんな学級を作ってほしいと思います。
そしてこの校長先生のお話の後、「自分は、毎日の学校生活の中で、誰かが失敗すると、すぐに誰かのことを馬鹿にしたり、からかったりしていないだろうか」ということをひとりひとりが確かめてください。これで校長先生の話を終わります。
新居﨑 杉彦
登録日: 2021年3月12日 /
更新日: 2021年3月12日