【人権放送2月号】
子どもの権利条約
みなさん、おはようございます。今日は、人権を確かめ合う日です。少し難しいかもしれませんが、
今日は、『子どもの権利条約』についてお話をしたいと思います。
『子どもの権利条約』とは、世界中のすべての子どもたちの権利について定めた「取り決め」です。
子どもたちの強い味方なのです。
まずは、こんな条約がある、ということを知って欲しいと思います。
さて、みなさん、子どもにはどんな権利が定められていると、思いますか。
今日は、4つの権利を紹介します。 ぜひ覚えてください。
一つ目は、「生きる」権利」です。子どもは、差別されることなく「生きる権利」があります。
だから、堂々と生きてください。
二つ目は、「育つ」権利です。子どもは、心も体も、元気にすくすく「育つ権利」があります。
だから、たくさん学んで、お腹いっぱい食べて、ぐんぐん育ってください。
三つ目は、「守られる」権利です。子どもは、体罰や暴力から「守られる権利」があります。
もし、心や体を傷つけられたり、
ひどいあつかいをされたら、『ちゃんと守ってください』と声をあげてください。
四つ目は、「参加する」権利です。みなさんは、いろんなことを伝えたり、自由に自分を表現し、
この社会に「参加する権利」があります。
みなさんの意見は、もっと大事にされなければなりません。
もし、みなさんの気持ちが届いていないと感じたら、
『ちゃんと聞いてください』と叫んでいいのです。
『子どもの権利条約』は、世界で一番たくさんの国から受け入れられている条約なのです。
さて、みなさん。今日、私がみなさんにお伝えしたいことが、もう一つあります。
それは、どんなに素晴らしい条約でも、出来ただけでは子どもの権利は守られないということです。
この条約に書かれているみなさんの権利が、きちんと守られ、ちゃんと実現されるためには、
みなさん一人一人が、自分たちの権利を『きちんと知る』ということ、
正しいことを『学ぶ』ということ、
そして、権利が守られていないなと感じたら、『声を上げる』ということが、とても大切なのです。
丹波市小学校は、みなさんが多くの時間を過ごす大切な場所です。
その場所で、みなさんの権利は、ちゃんと守られていますか。
『自分たちの権利は、自分たちで守る』ということを覚えておいてほしいと思います。
今日は『子どもの権利条約』についてお話ししました。これで放送を終わります。
徳田 純子