【人権放送7月号】
毎月11日は「人権を確かめあう日」です。今日は、人と人をつなぐあいさつについてお話したいと思います。
丹波市小学校では、毎月、あいさつ運動をしています。挨拶の「挨」の字には、「心を開く」という意味があり、また、「拶」の字には、相手を認めるとか、近づくという意味があるそうです。つまり、「あいさつ」は、「心を開いて、相手を認めて近づいていく。友だちになろうね。」という意味になります。反対に、あいさつをしないということは、相手を無視しているのと同じことになってしまうのです。
みなさんは、朝起きて、お家の人に「おはよう。」とあいさつができていますか。分団の友だちに会ったとき、先生や地域の人、学級の友だちに会ったとき、あいさつができていますか。
あいさつ運動をしていると、たくさんの人が元気なあいさつを返してくれて、うれしいなぁと思います。朝からとても気持ちが良くなります。
けれど、友だちとのおしゃべりに夢中で、あいさつに気づかないで通り過ぎてしまったり、下を向いて恥ずかしそうに通り過ぎてしまったりする人もいます。あいさつが返ってこないと、とても寂しい気持ちになります。元気がないなぁ、どこかしんどいのかなと心配にもなります。
「おはよう」のあいさつだけでは、ありません。「ありがとう。」や「ごめんね。」なども、人と人とをつなぐ言葉です。この間、廊下を歩いていたら、給食だよりをはってくれている先生に、「いつもありがとうございます。」と声をかけている高学年を見かけました。心に思っているだけでは伝わらないけれど、言葉にして伝えることで、自分も周りの人も、いい気持ちになるんだなぁと感心しました。
新型コロナウィルス感染予防のための長い休校から、ようやく学校にみんなのにぎやかな声が帰ってきて、ひと月。
友だちを大切にする第一歩があいさつです。一人ひとりがあいさつを心がけ、あいさついっぱいの丹波市小学校をつくっていきましょう。