【人権放送11月号】
毎月11日は、「人権を確かめあう日」です。今日は、考え方の違いについてお話をしたいと思います。
みなさんは、今までに色々な失敗をしたことがたくさんあると思います。先生も長い人生の中で、いっぱい失敗をしてきました。その度に、「恥ずかしいなあ」「もう、次するのいらんなあ」とかいつも後悔ばかりしていました。
ある日、先生の友だちの小学校5年生の女の子と遊んでいるときに、「花子ちゃんって、失敗して困ったことってある?」と聞くと「失敗?何か失敗したことあったかな?」と返事をしてきました。しばらく考えていましたが、なかなか思いつかないようなので、「花子ちゃん、自分の思い通りにならなかったことってない?」と聞くと「あるよ。」と言ってきたので、「どんな時?」と聞き返すと、花子ちゃんは、「バスケットでシュートを外した時とか」「じゃあ、それって失敗じゃないの。」と先生が聞くと、「え!それは、ナイスやねんで。」と言ってきました。先生は、不思議に思って、「どうして、シュートを外したのに、ナイスなの?」「シュートを外したら、ナイスチャレンジって、コーチが言ってくれるから。」と笑顔で言ってくれました。先生はまたまた、質問をしました、「じゃあ、シュートが決まったら、何て言うの?」「それは、ナイスシュート」みなさんは、この違いがわかりますか?
シュートを成功させるためには、ボールをゴールに向かって投げなければいけません。失敗するかもと思ってシュートをあきらめるとシュートなんか決まりません。なので、失敗を恐れずにシュートすることがナイスチャレンジなのです。もちろん、ゴールが決まればナイスゴール。両方ともが素晴らしい行動なのです。
みんなさんも、一度や二度の失敗は、次の成功のためのナイスチャレンジです。少し、自分の行動や考えを別の方向から見て、たくさんのナイスチャレンジをしてみてください。失敗も成功するためのチャレンジです。
北嶋 薫