【人権放送5月号】
毎月11日は「人権を確かめあう日」です。
残念ながら5月も、みんなで集まって放送を聴き、考えあうことができません。ホームページで読んで、おうちの人といっしょに考えてほしいと思います。
いま、新型コロナウイルスの影響で、世界中が大変なことになっています。みなさんも、学校で友だちに会えないさみしい状況のなか、家庭学習をがんばってくれていると思います。
ウイルスの影響は、学校の臨時休校だけでなく、悲しい「差別」も生みました。
たとえば、ウイルスにかかった人が多い国から来たというだけで「あぶない」とうわさされ、冷たくされたり、からかわれたりした人たちがいます。さらには、ウイルスにかかった人の家に石を投げたり落書きしたりした人までいるそうです。ウイルスにかからないように予防することは大切ですが、ウイルスを理由に人を傷つけることはあってはいけません。
私たちも、「コロナ」や「ウイルス」をからかいの言葉に使ったり、冗談の種にしたりしていないでしょうか?軽い気持ちで口にしていても、誰かを傷つけているかもしれません。気を付けたいものです。
いま、世界中の人たちが不安になっています。その不安を、からかいや悪口で他人にぶつけるのではなく、予防や健康管理の原動力に変えて、みんなで乗り切りましょう。
吉田 福久
登録日: 2020年4月30日 /
更新日: 2020年4月30日