【人権放送12月号】
~ 想像力を働かせよう ~
毎月11日は、人権を確かめあう日です。
空に浮かんでいる雲をみていると、時々動物に見えてきたり、食べ物に見えてきたりしますね。1年生の国語の教科書の「くじらぐも」を思い出しますね。これは、みなさんの想像力(イマジネーション)が働いているからです。
想像力とは、文字を見たり人の話を聞いたりしながら、しっかりと自分の頭の中でそのことを実際に自分がみているかのように思い浮かべることができることです。「くじらぐも」のお話を読んで、雲のくじらの動きやこどもたちが遊んでいる様子を思い浮かべることができるということです。
この想像力は、日々の学習にも大きな力を発揮しますが、もっと大切な働きがあります。
「人の気持ち」は目に見えません。しかし、相手の表情や行動から想像することができます。「もし、自分だったら、どうだろう」と考える力が想像力なのです。最近、ちょっとしたことが原因ですぐにけんかになっているところを見かけます。ほんの少し、自分がその言葉を発する前に考えることでそのけんかは避けられるかもしれません。
「もし、自分がこんな言葉を言われたら、こんな態度をとられたら、腹立つし嫌やなあ。」とか、「こんな言い方をしたら、相手はうれしいかな」とか、その言葉や行動をする前に、まず考えましょう。想像してみましょう。それだけで、周りの友達といい関係をつくることができます。
さあ、今日から始めましょう。
常盤 陽子
登録日: 2020年12月21日 /
更新日: 2020年12月21日