6月21日と22日、6年生がクラス別に、井戸堂小学校出身の森山さんら6人の能楽師の方に能楽の授業をしていただきました。

授業は、3・4時間目。まずは、謡とお囃子から始まりました。実際に見たりきいたりするというのはほとんどの子が初めてです。能楽は、途絶えることなく続いていて、芸能としては世界一古いこと、奈良県とつながりがあること、観阿弥・世阿弥のことなど、能楽の歴史について学びました。

 

続いて、笛(能管)・小鼓・大鼓・太鼓の4つの和楽器のつくりや音色、演奏の仕方などを教わりました。そして、大鼓と太鼓のどちらかを体験させてもらいました。コロナのこともあり、体験は限られてしまいましたが、初めてふれる和楽器に緊張気味ながらもひとりひとり演奏を楽しみました。

  

  

  

演奏の体験の後は、能面と能装束についての説明です。知らないことばかりで、とても、興味深かったです。5つの能面があり、希望した人が面をつける体験をしました。面をつけると、視界が狭くなり、足元が見えにくく、歩くのが難しい。だからすり足で歩くのですね。

  

  

最後に、6人で「高砂」を披露してくださいました。能装束のきらびやかさに目をうばわれ、舞・謡・お囃子、その迫力に、みんな圧倒されて見入ってしまいました。

  

6人の能楽師の方の授業は、子どもたちにとって大変興味深く、貴重な経験ができました。短い時間でしたが、日本の伝統芸能に直にふれることができました。能楽師のみなさん、ありがとうござました。