6月25日(金)と7月2日(金)の朝に絵本の読み聞かせがありました。以前は、読み聞かせボランティアの方に各教室へ出向いていただいていました。ですが、新型コロナウイルス感染症対策のため、それも難しくストップしていました。昨年の3学期から全校一斉に放送室と教室をつないでの「リモート絵本の読み聞かせ」を試行的に実施していました。

本年度は、子どもたちの発達段階に合わせ、4~6年と1~3年の日を別に設定しました。4~6年生には、「としょかんライオン」です。図書館は静かにするものだというマナーがあります。でも、けがをした友だちを助けるため、ライオンは図書館を走り大声で吠えます。決まりよりも大切なことがあるということを教えてくれる、心温まるお話です。

1~3年生には、「ひとまねこざるときいろいぼうし」です。テレビでも放映しているおさるのジョージシリーズです。好奇心いっぱいのジョージと黄色い帽子のおじさんとの楽しいお話です。

各教室を回ると、画面を食い入るように見ながらお話に聞き入る子どもたちの姿がありました。お話の内容はもちろんですが、ページをめくりお話を読んでくださる優しい生の声に、心が温まる思いでした。学校地域コーディネーターで読み聞かせボランティアの伊藤さんに少しお話を伺いました。「読み聞かせは、いくつになってもいいです。子どもが信頼している人や好きな人に、本を広げて読んでもらうと心も落ち着きます。読み聞かせはスキンシップとも言われています。お家の方や先生に読んでもらうのは、子どもたちにとってとてもいいことですよ。」とおっしゃっていました。