いろいろな性

まずはみなさんに質問です。

声に出さなくていいので、考えてみてください。

 

“あなたの性別はなんですか?”

今、「男の子」や「女の子」と思った人が多いかもしれません。

このように、自分の性別をどのように考えているかを「心の性別」といいます。

世界には「からだの性別」と「心の性別」が同じ人が多いのですが、

「からだの性別」と「心の性別」がちがっている人もいます。

 

ある人は「わたしは、男と女の真ん中あたりにいる」といいます。

またある人は「男でも女でもないと思っている」といいます。

「男か女か、どちらかには決められないし、決めたくない」という人もいれば、

「男と女、どちらも自分だと思っている」という人もいます。

 

このように、人の性別はいろいろあって、「からだの性別」だけで分けられるものではないのです。

自分の「からだの性別」に“変な感じ”を持っている人がいるのです。

学校にいて、並ぶときや着替えるとき、トイレのときなど、

いろいろな場面で「男子はこっち」「女子はこっち」と分けられていますね。

でも、中にはそのことにずっと“変な感じ”を持っている人がいるのです。

 

人の性別はみんなちがっていて、だからこそ個性的ですてきなんだということを知ってほしいです。

男か女かより、「自分らしく」がこれからの未来を生きていくみなさんの生き方だと思います。