人権放送 12月
いろいろな性
まずはみなさんに質問です。
声に出さなくていいので、考えてみてください。
“あなたの性別はなんですか?”
今、「男の子」や「女の子」と思った人が多いかもしれません。
このように、自分の性別をどのように考えているかを「心の性別」といいます。
世界には「からだの性別」と「心の性別」が同じ人が多いのですが、
「からだの性別」と「心の性別」がちがっている人もいます。
ある人は「わたしは、男と女の真ん中あたりにいる」といいます。
またある人は「男でも女でもないと思っている」といいます。
「男か女か、どちらかには決められないし、決めたくない」という人もいれば、
「男と女、どちらも自分だと思っている」という人もいます。
このように、人の性別はいろいろあって、「からだの性別」だけで分けられるものではないのです。
自分の「からだの性別」に“変な感じ”を持っている人がいるのです。
学校にいて、並ぶときや着替えるとき、トイレのときなど、
いろいろな場面で「男子はこっち」「女子はこっち」と分けられていますね。
でも、中にはそのことにずっと“変な感じ”を持っている人がいるのです。
人の性別はみんなちがっていて、だからこそ個性的ですてきなんだということを知ってほしいです。
男か女かより、「自分らしく」がこれからの未来を生きていくみなさんの生き方だと思います。
登録日: 2021年12月14日 /
更新日: 2022年2月15日