6月の人権放送「自分で自分をほめたい」

                   

 

オリンピック選手の言葉を紹介します。

「自分で自分をほめたい」

これは、1996年アトランタオリンピックの女子マラソン競技で銅メダルを獲得した時の有森裕子選手の言葉です。

 

 実は、有森さんは、前回のバルセロナオリンピックでは、銀メダルでした。前回より順位を落としていたのです。それでもあえて、自分をほめたいという言葉を言ったのは、ここまで来るのには、一生懸命頑張ってきたことを自分が一番知っていたからです。相次ぐけがで走れなくなったり、金メダルを期待されるプレッシャーに押しつぶされそうになったり。それを乗り越えての銅メダルだったのです。

 

みなさんは、毎日よくがんばっていますよね。朝、もっと寝ていたいけど起きられたこと。暑い中、学校に通っていること。嫌いな野菜を食べられたこと。嫌なことでも、しなければいけないことをやっていること。遊びたい気持ちをがまんして宿題していること。上手になるために何回も練習していること。たくさんがんばっていることがありますよね。そして、コロナ禍でたくさんのことが制限され、たくさんがまんしていることがありますよね。みなさん、そんな自分を自分でほめてください。有森さんの言葉のように、みなさんも自分だけが知っているがんばりをほめてあげましょう。

 

今日、寝る前に、自分をひとつほめることから始めてみましょう。