人権合同学習会
小学校のPTAと幼稚園の愛護会の人権合同学習会が今年も行われました。
今年は1月30日(水)に、 桜井市のNPO法人 人もの支援センター主催で 「盲導犬を通して学ぶ・ふれあう学習会」
が行われました。
2時間目には、1年生・2年生・幼稚園の年長・年中さんと20名近くの保護者の皆さんが参加しました。
多目的教室に入ってきたみんなは 盲導犬をみて興味津々!
人・もの支援センターの上島さんと白杖を使っておられる内藤さん、盲導犬を使っておられる篠原さん、盲導犬を育てておられる盲導犬協会の久保さんとのインタビュー形式でいろいろなお話を聞かせてもらいました。
見えないということ、見えにくいということ、でも、それ以外はみんなと一緒だということ。
その不便さをカバーするために、白杖や盲導犬を使っているということ。
とってもわかりやすく教えてもらいました。
いくら白杖や盲導犬を使っていても、信号が変わったかどうかなどは自分で判断しているということにも驚きましたね。
だから、みんなが街で出会ったら、「何か困ったことはないですか?」「お手伝いしましょうか?」と声をかけることが大切なんですね。
3・4時間目には、3年生から6年生までが参加しました。おうちの方も来てくださっていました。
事前に「見えにくさを体感するメガネ」の体験をしてもらいましたが、視覚障害と呼ばれる人の中でまったく見えない人は
8分の1くらいだということも教えてもらいました。
高学年は低学年の内容をさらに詳しくお話してもらいました。
なぜ見えなくなったのか、どうやって生活しているのかなど、みんなが知りたいなということがたくさん分かったと思います。
スマホを同じように扱っていろんな情報を得ていることや料理を作るということにもびっくりしていたようです。
高学年には、代表の人に手引体験をしてもらいました。
アイマスクをした担任の先生に自分のひじの上あたりを持ってもらい、道の様子や曲がり角などを言葉で伝えながら、
ゆっくり慎重に歩いていましたね。
障害物としておいた椅子をよけて歩くのは、意外と難しかったようですね。
また、教室で練習してみてください。きっと街で手引をしようという一歩踏み出す勇気が湧いてくると思います。
目が見えないというハンディはあっても、みんな同じ人間同士、他は何にも変わらないんですよね。
お互いに苦手なことを助け合っていける社会を作っていける大人になっていくために
今日はとっても大切な出会いだったと思います。
ぜひ、おうちでもこの人権合同学習会のことを話題にして、家族で考えてほしいと思います。
最後に、準備や受付、後片付けなどをしてくださった人権教育部の役員の皆さん、ありがとうございました。