人権放送 12月
 

突然ですが、 みなさんはどんな柄が好きですか? 

何かを買うとき、選ぶとき、どんな柄を選ぶことが多いですか? 

例えば、 花柄や星柄、 みずたま模様や、 しましま模様、 他にも、 リボン柄や恐竜柄、 牛柄に 虎柄 無地のものなど、いろいろな柄のものがあると思います。

先生は、 星柄と牛柄がすきです。 

今は、どの柄も素敵だなと思うけれど、 先生が子どものころは、 花柄やリボン柄が苦手でし た。 どうして苦手だったと思いますか? 

それは、 「花柄とリボン柄は女の子の柄だ!」 と思っていたからです。 先生は昔から、 体は女の子だけれど、心は女の子でもあるし男の子のときもあるような、な んだかモヤモヤした気持ちでした。 だから、 女の子の柄と思っていた花柄や、 リボン柄の物を持つと自 分を女の子と決めつけてしまうような気がして苦手だったのだと思います。

先生は、 子どものころ、女の子と男の子で好きな柄も決まっていると思っていました。

決まっているのは、 なんだか変だなと思っていたけれど、 花柄やリボン柄を持っている女の子が多くて、 恐竜柄 や星柄を持っている男の子が多かったからそう思ってしまったのだと思います。 

みなさんは、この話を聞いてどう思いましたか? 

本当に、 花柄とリボン柄は、女の子の柄だと思いますか?

 恐竜柄と星柄は男の子の柄だと思いますか? 

先生は、 今はそれは間違っていると思っています。

誰が、どんな柄のものを好きでも、どんな柄のものを持っていても、おかしくないですよね。 

先生はそのことに気づいてから、「女の子とか男の子とかは関係ない!その時素敵だなと思ったものを持てばいいんだ!」と思えるようになって、 今は恐竜柄の筆箱をもっているし、花 柄のハンカチを持っています。

今日、この話を聞いて、 みなさんは、なんだか変だなと思いましたか? そう思うのは、だめなことではないです。 でも、その気持ちはそのままにせず、どうしてなの?といつでも聞いてくださいね。 変だなと思わなかった人は、 どうして変だなと思わなかったのか、 その気持ちを大切にしてほしいと思います。 みなさんが感じるひとつひとつの気持ちは全部皆さんの大切な気持ちです。 その気持ちを言葉にするとき、 誰かを傷つけないか、一度自分の中で考えられるそんな丹 小っこのみなさんでいてくださいね。