こんなに体が重いの!?【着衣泳の体験】
6月から続けてきた体育のプールでの学習も、とうとう今シーズンは終わりに近づきました。ちょうど梅雨でもあり、お天気の様子はとても気になりました。しかし、限られた時間ではありますが、水に慣れたり目標をもって泳ぐ力を高めたりすることができました。
プールの入り口では、きれ~いに上靴が並べられていました!いつもこんな状態…というわけでもないのですが…気がついた人がちょっと揃えてくれたりしています。がんばっています!
さて、プールでの授業の最後には、全学年で「着衣泳」の体験をします。ねらいは「緊急時に水中で冷静な対応をし、自分自身の生命を守ることができるようにする。」ですが、万が一、水辺に落ちてしまった時など、衣服を身につけていると水着の時とは体の自由が随分違います。その時に、今回の経験が少しでも役に立つように…との思いで実施しました。
学校ではあまり見ることのない、私服のみんな。服で水に入ると、どんな感じかな?
いつものように並ぶけど…いつもと違うのはここから。
ロケットジャンプ(けのびの姿勢練習)…!
うう~っ!!体が重くてジャンプできない…!
水中歩行も、水の流れに負けてしまう…!
水からあがるのもひと苦労…。あぁ、重い…。
Tシャツと短パンという夏の服装なので、まだ比較的軽めとはいえ、それでも水を含んだ衣服の重さと水中での身体の自由が奪われることを、みんなは実感したようです。…では、水の中ではどうすればよいのでしょう?
どうしても慌ててしまいますが、できる限り落ち着いて、助けを呼ぶこと、そして助けが来るまで体力を失わないように浮いておくことも大切です。…こんなふうに上手に浮くことができる人もいますが、やはり何かつかまる物があるといいですね。
とりあえず、ビート板で浮いてみました。うん、上手ですよ。
でも、プールならばビート板がありますが、水辺では必ずあるとは限りません。例えば、ゴミで落ちているようなペットボトルやスーパーの袋でも、ビート板の代わりになります。
Tシャツのおなかに空気を入れて膨らませ、それを頼りに浮いている人もいました。なかなか工夫しましたね。
衣服をぎゅーっとしぼって、袋に入れて持って帰ります。しっかりしぼらないと重いよ
見学していた人たちも、着衣泳の様子をよく観察していました。後片付けもがんばっていましたよ。
いつもとは違う体験でしたが、万が一の場合に自分でできることを考えながら真剣に取り組んでいました。今日の体験を、お家でも話し合っていただければいいなと思います。おうちの方々も、準備のご協力、ありがとうございました。