校長だよりNo.13
生きているだけで100点満点【助産師さんのお話】
今日は、県の助産師会から2名の助産師さんに来ていただいて、全学年でお話を聞きました。PTAの役員さんと希望された保護者の方もいっしょに聞いていただきました。
2時間目は、1~3年生。「いのちのおはなし」
まずは、「助産師さんとは」から始まって、続いて「プライベートゾーン」のお話。だれにでもある、自分だけの大切な場所ですが、子ども達は画像を見たり、話を聞いたりするのが照れくさそう。でも、とても大切なお話です。プライベートゾーンを守ることの大切さを、子ども達の心に残るように、わかりやすく話していただきました。
その後は、受精卵がどんな大きさか、お母さんのおなかの中で赤ちゃんがどのように育っていったか、命は、つながっている、というお話を聞きました。受精卵って、色紙に針であけたあなぐらい(高学年には0.13mmと言われてました)ということで、色紙を光にかざしてあなの大きさを確かめてみました。また、成長していく赤ちゃんの人形を抱っこしたり、おなかに赤ちゃんの重さぐらいのおもりの入ったものを着衣し、妊婦さんの気持ちを考えたりしました。
この時間で、子ども達は「自分の体について知り、命を大切にする」「命のつながりを感じる」ことについて、勉強できました。
続いて、3・4時間目は、4~6年生「いのちをはぐくむ人になるために」
低学年の時間以上に、命に関わる話をしていただきました。ある助産院での出産シーンでは、赤ちゃんの誕生は、簡単なことではないことや、赤ちゃんが誕生することへの親の思いを感じることができました。そして、みんなの命がつながっていることも改めて考えました。10代さかのぼると、1024人のご先祖様がいるらしいです。
そして今日のような勉強は、生きるための勉強=人生を楽しむ力をつける勉強であると教えてもらいました。それは、自分を大切にできる力、人を幸せにできる力、困ったときに助けてと言える力、困っている人をほったらかしにしない力。すべてが、みんなの命につながるものなのです。
今いる自分が、望まれた命であり、ここまで大きくなるのにもいろいろな人が関わり、困難もあったということをみんなは再認識できたでしょうか。自分の命は、この世でたった一つのもの。たった一人の自分。みんなには、何より、自分の命、他人の命を大切にしてほしいと強く思いました。そして、今日学んだこと、考えたことを家族にも話してほしいと思いました。
助産師さんからみんなに贈られた言葉「生きているだけで100点満点」
絶対に忘れないでほしいです。