1年生「人権講演会」!「自分らしく生きる~LGBTQ+について考える~」

 3月3日金曜日に、1年生では、講師に田崎智咲斗さんをお招きして、「自分らしく生きる」と題して、LGBTQ+について考える人権講演会を実施しました。
 田崎さんの女性として生まれ、現在は男性として生きる半生をお聞きしながら、偏見や差別、法律など社会の中で生きづらさを感じている人もいることを教えていただきました。
 そして、生徒たちにも自分らしさを考えて意見交流をさせながら、「自分らしく生きる」とは、「理解する」のではなく、お互いに「尊重すること」であるということ。そして、「性的マイノリティーには寄り添うのではなく、具体的に何ができるかを感じ続けてほしい。」と語られ、多様な性について考える時間をもつことができました。
 生徒の感想を少し紹介します。
・「男だからとか女だからとか、性別で物事を決める人がたくさんいる。だから、人と違うことが言い出しにくくなっている社会だと思った。これからは、人と違うことを変に思ったり、批判されたりしない社会になったらいいなと思った。」
・講話を聴いて、ただ授業を受けるよりも迫力があった。世の中にはいろいろな人がいることを知って、これから先、自分がカミングアウトされる立場になるかもしれないと思うと、急に緊張を感じた。それを絶対にバカにしてはいけないと思った。」
・男だから、女だからという見方を変えていけばいいと思った。「みんな違ってみんないい」という言葉が、LGBTQ+を考える時は一番合っていると思った。男女関係なく平等に!」
・「性に関する差別、、ハラスメントはやっぱりできるだけ減らしていけたらいいと思った。考え方の古い大人の理解を進めたら、差別も少しずつ減らせると思うし、自分も軽い気持ちで発した言葉が友達を傷つけないようにしたいと思った。性のことでつらい思いをしている人が、安心してカミングアウトできるような環境があることは、そういう人たちにとって救いになると思うので、自分もその一員になれるように頑張っていきたいと思う。」
 最後に教室に戻り、感想を書きながら振り返りをおこないました。
 私たちのために、貴重な講演をしていただいた田崎さん、本当にありがとうございました。