4月にこの天理市立南中学校に赴任いたしました、学校長の福本博(ふくもとひろし)と申します。よろしくお願いいたします。さて、本校は「自主・協和・明朗」を 校訓として掲げ、 生徒の育成をめざした学校づくりに務めて参ります。この理念を大切にし、この急速な時代の変化に対応するために、先ずは基本的な力をつけることが大切と考え以下の3つの話を全校生徒にしました。


1つめは【時を守る】・・・この意味は、相手を尊重して時間(約束)を守ること。それにより自分が信用を積み重ねることができる。

2つめは【場を浄める】・・・掃除をすること・整理整頓をし、自分を見つめる機会(余裕)を作り出すということです。掃除をすることの意味は、①気づく人になれる、②心を磨く、③謙虚になれる、④感動の心をはぐくむ、⑤感謝の心がめばえる、の5つに表される。

3つめは【礼を正す】・・・挨拶をすること、返事をすること。挨拶の意味は、心を開いて相手に迫るということです。挨拶をすればその人を認知すること、すなわちお互いが認め合える関係の一歩となるはずです。
 

以上のことがきちんとできるようになり、はじめて今までの学校から、今からの学校に進化していける力をつける準備ができると考えています。この急激な社会の変化に対応できる基礎・基本の力が構築されることで、はじめて更なる柔軟性や情報収集と知識の獲得(ICT等の活用)、SDGs(持続可能な開発目標)の達成など国際社会にも貢献していける力が培われると考えます。これらをベースに今後とも地域に開かれた、地域とともに歩む「すべてに生き生き」とした学校づくりに務めて参ります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。