天理市は大韓民国・瑞山(ソサン)市と姉妹都市協定を結んでいます。昨年度より中学生どうしによる交流が再開し、7月には市内から代表の中学生たちが使節団として訪韓しました。(参考:https://www.sankei.com/article/20240804-ZUH47B6ZFJNZNB7G4I6D6TWR3M/

今回は仁智(インジ)中学校(http://inji.cnems.kr/main.do)より3年生約50名が3泊4日の修学旅行の行程の中で北中を訪れました。迎える北中の3年生は昨年度も瑞山市の中学生を迎えて交流した経験から、準備に余念がありません。限られた時間ながら、どのクラスも親交を深められるような企画を出しあい、この日を心待ちにしてきました。

 

はじまりは体育館での対面から。どんな人たちが来るのか、みんなで盛り上がって仲よくなれるのか、自分の役割をきちんと果たせるのか……、期待と不安、緊張が入り混ざりながら到着を待ちます。歓迎のセレモニーでは、北中より全身全霊をかけて歓迎の気持ちを伝え、それに対して仁智中の生徒代表からは交流会への感謝の意とともに、両国のつながりがより一層深まる機会になることを願う旨、流暢な日本語で応えてくれました。

 

セレモニーが終わるといよいよクラスごとに分かれて交流です。はじめはどのクラスも静かでしたが、日本式・韓国式のじゃんけんを体験したり、一緒にコマを回したり、グループでトランプをしたり、全員でフルーツバスケットをしたり……。そんな中でしだいに言葉の壁をこえて自分の思いが伝わることがわかると、教室の中は一気に盛り上がっていきます。交流会の時間は矢のように過ぎていきました。

  

仁智中のみなさんからは一つひとつ絵つけをしたかばんやお菓子の詰めあわせ、そして韓国のりをいただきました。韓国のりは給食のごはんとともにいただきました。ありがとうございました。一行は北中を訪れたあと、法隆寺や奈良公園へ向かったようです。この先もご安全に、日本での滞在を楽しんでください。

  

今後10月から11月にかけて瑞山市よりさらに2校が北中を訪れ、それぞれ2年生、1年生と交流する予定です。