全校朝会の校長先生のお話から 

6月10日は、「時の記念日」です。今から101年前の1920年に、時間の大切さを確認し、時刻を守るように制定されました。なぜ、6月10日かというと、1350年前に日本で初めて漏刻と言われる水時計による時の知らせが行われたことを記念して、ということだそうです。 

時間は1日24時間。誰にでも平等に与えられています。その時間をどう使うかは、自分次第です。過ぎていった時間は二度と取り戻せません。2年生以上の人は、前の学年の「人権タイム」で、「いのちのおはなし」という絵本で学習しました。絵本をかいた医師の日野原重明さんが、「いのちは自分の持っている時間だ」とおっしゃいました。覚えていますか?時間を大切にすることは、自分のいのちを大切にしているということですね。みなさんは、自分の時間を大切にしていると言えますか。50m走の何秒という短い時間に喜んだり悲しがったりしているのに、何分も勝手なことをしたり、何時間もゲームしたり、テレビを見たりして、自分がしなければならないことを後回しにしていませんか。

「井小の5つのやくそく」に、時間・チャイムを守るというのがあります。多くの子が20分休みのあと遅れずにもどっていくことに感心をしています。なぜ時刻やチャイムを守らないといけないのでしょう。時刻、チャイムを守ることは、自分のためだけではなく、他の人の大切な時間も守ることになります。これからも、自分の時間を大切にするだけでなく、他の人の時間も大切に考えて行動していきましょう。