今年度の学校教育目標は

   自分で考え、行動する子 

        ~明るく やさしく たくましく~

 

 昨年度もお伝えしていたように、子どもたちには、「自分で考え行動する力」を身につけてほしいと考えています。自分で考え行動することに関わっては、「自主性」と「主体性」という言葉を耳にします。よく似ていますが、意味は違います。

「自主性」・・・やるべきことが明確で、そのやるべきことを人に言われなくても率

        先してやること。

「主体性」・・・何をやるか決まっていなくても、自分で判断して行動すること。

 例えば、自主的な子は、言われなくても汚れているところを見つけたら掃除をします。やるべきことがしっかりわかっています。主体的というのは、掃除は、自分も人も気持ちよく過ごすためだというふうに掃除の目的を自分で考えられるということです。これからの社会をよりよく生きるためにも、子どもたちには「主体性」を伸ばしていきたいです。そのためには、まず必要なのが「自主性」です。ただ、自主的にとは言っても、自分のやろうとしていることが間違っていないかどうか不安に思う子が多いのも事実です。(大人も同じです。)何かをしようとする時、不安だから、これでいいのか尋ねているのに、「さっき言ったでしょ!」「自分で考えなさい!」と突き放してしまうと子どもに、自信は生まれません。気をつけたいことです。そして、大人が先に動かず、子どもに任せたり、子どもが自分で選択したり考えたり、言葉で説明したりする経験を大切にしていきましょう。さらに、「やるべきこと」や「必要性」を子どもと話して納得させることも必要です。いっしょにやっていきましょう。