地域の特徴


古代より冬期に氷を切り出し、夏まで貯蔵するための氷室跡が校区内に点在しています。現在確認されているだけでも二十余箇所に氷室跡が現存していて、奈良時代朝廷に献上されたとの記録も残されています。

・復元氷室・・・・
古代人の知恵として氷室であるが、その氷室を氷まつりの一環として復元し、実際に氷を厳冬期に入れ、夏まで保存し、毎年7月に「氷まつり」として氷室から氷をだすイベントをしています。  

              (復元氷室写真)                

写真

 
 

虫おくり田畑の害虫を追い払い、豊作をいのる行事として長い間続けられてきたものです。現在天理市の無形文化財に指定されています。  


今から約55年前。福住町鈴原の荒れていた土地に24戸が開拓入り、山林を切り開き、鍬だけで作物のできる土地にしてきました。開拓の村のようすをほぼととのえるまでに約15年かかったということです。

             開拓された鈴原

鈴原

   
 

地域のまつり

虫送り

 ・毎年616日の夕方、山田町でおこなわれる。

 ・田んぼのイネが大きくなるのを、じゃまする虫をたいじするため。

・たいじした虫をくよう・・・するため。

・むかしは、福住町でもおこなっていた。

      

氷室神社のまつり 

 氷室神社は全国でも珍しい氷の神さまをおまつりした神社です。

冬のさむい日に池に氷をはらせ、それを切り出して山にほった穴にうめます。

それを夏までほぞんしておきます。

この氷をしまっておく穴を氷室といいます。

この氷室の氷は夏になるとほり出して、かき氷にして食べたり、ドライアイス

のかわりに使いました。

氷室の氷がとけないように、おいのりしました。

   

献氷祭 

福住の氷室神社で毎年71日におこなわれる。

71日はその年の氷を初めて天皇にさし上げた日です。

ハガタメというオモチをたべた。

  

 秋祭り 

秋祭りはお米がよくみのったことを感謝して、神さんにお礼をする祭りです。

この年は1010日がよみや(お祭りの前の夜の祭り)1011日がまつりでした。

福住の氷室神社の秋祭りはお渡りといって、昔の武士の格好をした人や、

シシマイ、テングやみこし・たいこ台などもでます。

山田町や長滝町でもそれぞれの神社で秋祭りがあります。

  

氷まつり

むかしの氷室をふくげんした氷室が井之市にあります。

211日ここに氷をいれ、7月の海の日に出します。

氷がいくら残っているかなどのクイズもあります。

  

サルまつり

別所で1223日の天皇誕生日におこなわれます。

お寺で、長いながいしめなわを、子どもから大人までの男の人みんなで作ります。

これを、みんなで村のモリサンというところまでかついでいきます。