数か月前、「130周年のときに埋めたタイムカプセルはどうなっていますか?」という問い合わせが卒業生の方からあり、急遽、情報収集をすると、なんと2002年の卒業アルバムに「2001年の記録 平成13年度在校生一同 開封日:2024年2月8日 平成14年2月21日埋める」と書いてあるではないか!とにかく、そう書いてあるからには、掘り出さなくては・・と思い、学校のHPや公民館だよりで広報しました。当時6年生の人から、「私たちはライングループがあるからできるかぎり連絡します」という声を聞き、5~6人でも来てくれたらいいなあと思っていました。「150周年記念事業の1つとして、タイムカプセルを掘り出す」といのも興味深いので、新聞社の方にも情報提供をすると、産経新聞と毎日新聞の方が取材に来てくださいました。「午後3時から受付、3時半から掘り出し」という案内をしたにもかかわらず、3時になっても集まったのは卒業生1人と新聞社の方2人・・・「これはまずい」と思っていたら、3時半間際になり、ぞくぞくと人が集まってきました。その当時の先生方3人も「子どもから連絡をもらったので、みんなの顔を見にきました」と言って駆けつけてくださいました。「今日って平日だよね?みんな仕事は?」子どもたち曰く(いや、もうすっかり大人でしたが・・)「休んできました。」「加古川から帰ってきました」「今日、このあと同窓会をします」とのこと。自分たちが埋めた場所をはっきり記憶している人がいて、迷うこともなく、いざタイムカプセル掘り起こしへ。土の中からカプセルの端っこが見えたときは、本当に感動でした。私が何より驚いたのは、そのタイムカプセルは20年前、私が天理市教育委員会に勤務していた頃、2000年を記念しておこなったタイムカプセル事業で、各小学校に配ったタイムカプセルでした。自分が配ったタイムカプセルを20年後、自分がその回収の現場に立ち会えるなんて・・・なんということでしょう。感動連続の1日でした。

タイムカプセルの中身は「昨日、書いたの?」というくらい、きれいな状態で出てきました。

R6年3月31日までは小学校で保管しておきます。おうちの方でも結構です。ぜひ、取りにきてください。お待ちしています。