12月7日金曜日の19時から、PTA人権教育講演会が行われました。

講演者には、天理養徳院の久保 悟院長を迎え、

「寄り添うことの大切さ~子どもを見る視点~」

と題して、講演をしていただきました。

保護者の方々と教職員を合わせて24名の参加がありました。

 

講演は、天理養徳院の紹介から始まり、「いじめ認知発生件数」「不登校児童数」「DV相談件数」「虐待により亡くなる児童数」といった、子どもや若者に関わる問題や、全国や県内の児童虐待相談対応件数についても触れられました。

また、虐待が脳に与える影響や、マズローの欲求階層、長期的な記憶保持など、科学的な側面からもお話しいただきました。

そして、子どもの「いいところ」を、意識的に発見し、ほめることの重要性を説いておられました。

参加者の方々からは、

「『良い所は意識していないと見えない。子どもを見ていないと見えない。』という言葉にドキッとしました。『逆に悪い所は、子どもを見ていなくても、無意識でも目立つ』という言葉も。これからの子育てに生かしたいと思います。ありがとうございました。」

「子育ては大変に思いますが、生身の人間ですから失敗することもあります。しかし、それに恐れることなく、自分自身も生身の人間として体当たりしてかかわっていきたいと思います。」

「子育て…。私自身もすごく考えさせられた。欲求階層…。『あ~』って思うことたくさんありました。『6秒待つ』ってことも頭に入れながら子どもに接していきたいです。」

「マズローの欲求階層の話がとてもためになりました。子どもが安心できる環境づくりを見直してみようと思いました。良いところに着目することの大切さ、探してみたいと思います。」

「教師としても、父となっていく男としても、大切にしていきたい内容でした。『4ほめて1しかる』月曜日やっていきます。」

「子どもたちを育てていくために大切な視点をたくさん教えていただきました。教師だけでなく地域の方との連携の大切さやかかわり方など、これから活かしていけることがたくさんありました。」

といった声をいただきました。たくさんの学びのある学習会となりました。

遅い時間の開催で参加が難しい中、ご参加いただいた方々、どうもありがとうございました。