みんなで決めてみんなで守る!

 福中には、見える所にツバメの巣がたくさんあり、春になると一生懸命巣作りをしている姿を見るのが、私の癒しでした。しかし、近年、蛇が壁伝いに登り、巣を荒らし始め、空になったままの巣が多く見受けられるようになりました。現在でも、早朝には、巣立ちを終えたたくさんのツバメたちが、飛行訓練をしているのですが、その大半は、視界の届かない屋上付近に巣を作っています。ツバメたちも、生きるために必死です。
 そのいくつかの空き屋の中のうち、職員玄関と生徒玄関先のツバメの巣に、ある日、横着な雀が住み始めました。この雀は巣作りはサボりましたが、雛のために餌を運んではまた探しに行く子育てをする親鳥の姿は、健気です。だいぶ成長してきたなあと思っていた矢先、出勤すると、生徒玄関と職員玄関は残骸が一面に散乱しています。なんとも言えない、冷たい気持ちになりました。
 生物界は厳しい弱肉強食の世界ですが、学校生活では、今まで福中で大切にしてきた、「みんなで決めて、みんなで守る」というお互いを思い合うこころを大事にしていこうと心に誓ったある朝の出来事でした。