7月17日は、福住の氷まつりです。

今年の2月に「氷室(ひむろ)」に入れた氷を取り出す日です。復元氷室に向かうと、たくさんの人が集まっておられ、厳粛に氷を取り出す儀式が執り行われました。3トンの氷がいくら残っているかを答えるクイズもありました。今年はプロの氷屋さんが上手に氷を入れてくださったようで、815キロもの氷が残っていました。このあと、子どもたちが残った氷をリヤカーで小学校へ運びました。

     

「氷室ってなに?」

冷蔵庫のない昔、古墳時代からあった天然の氷の貯蔵庫を「氷室(ひむろ)」といいます。冬の間に池に張った氷を切り出して、山に掘った大きな穴に溶けないように茅などをかぶせて貯蔵しておき、夏になると掘り出して皇室へ献上し、氷を使用していました。その氷室後がこの福住にも残っています。奈良時代に編纂された『日本書紀』に天然の氷を貯蔵した「氷室」が闘鶏(つげ)にあったとされています。昭和63年の平城京跡長屋王屋敷発掘調査で、多数の木簡が出土し、その中から和銅5年(712年)の「都祁氷室(つげひむろ)」と記された木簡が発見され、福住の氷室から奈良の都(平城京)へ氷が運ばれていたことが明らかになりました。

【「福住郷土活性化プロジェクト協議会」「なら・まちづくりコンシェルジュ」協働作成のまちづくりマップ「氷室の郷土 福住」より】